建売住宅とは異なる?注文住宅建設時の住宅ローンの流れについて

建売住宅とは異なる?注文住宅建設時の住宅ローンの流れについて

注文住宅を建設する場合も、かなりの資金が必要になります。注文住宅を建設する際に住宅ローンを組もうと思っている人もいるでしょう。住宅ローンを組むにあたっては、建売住宅を購入するときと流れが若干異なる場合もあるので注意しましょう。

今回は、注文住宅建設時の住宅ローンの流れについて、ポイントや注意点などを詳しくご紹介していきます。ぜひ参考にしてみてください。

注文住宅の支払方法を理解しよう

建売住宅を購入した場合、まず売買契約を交わしたときに手付金として代金の一部を支払います。そして建物が完成し、買主に引き渡すときに残りの代金を支払います。住宅ローンを組む際には契約したときに本審査の申し込みをして、引き渡し時に融資実行します。しかし注文住宅の場合、支払いの流れが若干異なりますので注意してください。

支払い回数が多くなる

建売住宅の場合、上で紹介したように売買契約を交わした段階で手付金を支払い、残りの代金は引き渡し時に払います。しかし注文住宅の場合、支払回数が多くなります。注文住宅の場合、いったん建物を建てるための土地を購入します。その上で住宅を建築します。

土地の購入は通常2回に分けて支払います。土地の売買契約を交わしたときに手付金を出します。その上で土地の引き渡し時に残りの代金を支払う流れが一般的です。次の建物の代金の支払いですが、これも複数回に分けるのが普通です。着工時と途中段階、引き渡し時の3回に分けて代金を支払う形になるでしょう。つまり注文住宅の場合、合計5回にわたって支払いのタイミングが訪れる計算です。

ただし必ず支払い回数が5回になるかというとそうとも限りません。また購入した土地の条件などで取引の流れの変わってくる可能性もあります。注文住宅を建設するのであれば、どの段階で支払いを行うのか、その詳しいフローの説明を事前に受けましょう。

回数別支払金額について紹介

ではそれぞれの段階で、いくらくらいお金を支払えばいいのでしょうか?必ずしも以下で紹介する金額になるとは限りませんが、だいたいのイメージは以下のような流れになると考えてください。今回は土地と建物それぞれが2,000万円ずつする物件を購入した際のことを考えてみます。

まず土地ですが、手付金は販売価格の5~10%というのが相場です。今回は2,000万円なので100~200万円が相場になるでしょう。そして引き渡し時に土地の残代金の1,800~1,900万円を支払います。建物は3回に分けて支払うことが多いのです。この場合、30%・30%・40%のような感じで分けて払うのが主流です。もし2,000万円の住宅を購入するとなると、600万・600万・800万円に分けて支払う形になります。

ということは建物が完成する前に3,200万円程度支払わないといけません。完成前の段階で、建物工事の費用の6~7割は支払い済みになっているわけです。そのことを考えて、住宅ローンをはじめとした資金計画を立てなければなりません。

注文住宅における住宅ローンの組み方

注文住宅の場合、土地を購入してから建物を建て、建物の代金を支払います。この場合、住宅ローンはどのように組めばいいのかについて紹介します。

土地先行融資の利用

土地の購入費と建築費を一本化して融資を受ける形です。この場合、土地探しと業者探しを同時に進めてください。そして業者に見積もりを出してもらって、土地購入費と建築費の概算を出します。そして概算がわかった段階で金融機関にて住宅ローンの事前審査を受けます。審査の結果問題なければ、土地購入と建築契約を交わします。次にローンの本審査に進んで合格すれば、建物の引き渡しの段階で融資が実行されます。

2本立ての住宅ローン

土地購入と建築費の住宅ローンを別々に組む手法です。原則土地の購入だけでは住宅ローンによる融資は受けられません。しかし建築費とセットにすれば土地代金含め、借入できます。この場合、土地の購入段階で事前審査を受けます。そして審査通過できれば売買契約を交わします。次に本審査を受けて、土地引き渡し時融資実行されます。

この土地に関する手続きと並行して、業者と建物に関する打ち合わせを進めていきます。そして費用の画賛を出してもらったところで、金融機関のローンに申し込みます。審査クリアできれば、建設に関する契約を交わします。融資実行は住宅の引き渡しの完了したタイミングになります。

まとめ

注文住宅の場合、建売住宅を購入するときと比較して支払い回数が多く、複雑化しがちです。住宅ローンの組み方も上で紹介したようにいくつか選択肢があります。資金計画をしっかり立てたうえで、注文住宅建設の依頼を出しましょう。

山口県にある「吉高工務店」では、お客様に寄り添った住まいづくりを進めています。お客様の要望をヒアリングしながら、できる限りの提案をしていきます。また資金計画のことも考慮して、手の届く無理のない価格の提案も行っています。山口県でマイホームを建てたいと思っているのであれば、一度「吉高工務店」までお気軽にご相談ください。