理想のおしゃれな平屋を注文住宅で建てるポイントや注意点とは?詳しく紹介

理想のおしゃれな平屋を注文住宅で建てるポイントや注意点とは?詳しく紹介

間取りの自由度が高い、高齢になっても快適に住みたいといった理由から、若い人にも平屋の注文住宅が人気になっているのをご存じでしょうか。その人気に伴い、おしゃれでオリジナリティのあるデザインの平屋も増えています。今回は理想の平屋を建てるためのポイントや、注意しておきたいことをご紹介します。

おしゃれで理想の暮らしができる平屋にするためのポイント

いくらおしゃれな平屋でも、住み心地や使い勝手の悪い家になってしまってはいけません。おしゃれと住み心地の両方をかなえるために抑えておきたいポイントがあります。

外壁

家の外観で一番目に付くのは外壁です。平屋は2階・3階建てよりも外壁が大きく見えるので、外壁の色や素材選びはおしゃれな平屋づくりで重要なポイントになります。

例えば、白い外壁は洗練されたイメージに、逆に黒い外壁はクールな感じに見えます。外壁の素材も様々で、金属系の外壁ならスタイリッシュに、タイルや窯業系の外壁は印象がやわらかくなります。家の形や日光の当たり方によっても、見え方が変わります。

平屋でも注文住宅なら違う素材を組み合わせてツートンカラーにできます。また、クールな印象の金属系の外壁のアクセントに木の外壁を一部使うといった遊びを取り入れることができます。

外壁と同じくらい印象が残るのが窓です。全てが1階で外とのつながりが近いのも平屋の魅力ですが、その魅力を最大限に生かすには大きな窓を設置することがポイントになります。

大きな窓は日光や風を取り込むという基本の機能の他、家の中に解放感を演出することができます。しかし常に窓を開け放っているわけではないですし、不在の時や夜間はカーテンなどで目隠しをすることになります。そのためカーテンやブラインドにこだわることも、おしゃれな外観へのポイントです。

屋根の形

平屋が2階・3階建ての家と最も違うのが屋根の面積です。同じ延床面積でも、屋根面積は2倍以上になることもあります。

屋根の片方だけが高く全体的に斜めになる片流れの屋根や勾配のない陸屋根はスタイリッシュに、真ん中が一番高く壁に向かって低くなる切妻屋根はどちらかというとかわいらしくコンパクトな印象になります。また、屋根を高くすることで天井を高くすることができ、室内に解放感が生まれるでしょう。屋根勾配を利用してロフトや勾配天井を作るのも素敵です。

間取り

2階部分の重量を考えなくてよい平屋は、大空間を作ることができます。大きなLDKだと、家族の様子を常に感じることができます。さらに、大きなLDKにダウンフロアやスキップフロアを設けて床の高さに変化をつけると、オシャレな印象になります。

逆に気を付けたいのは動線です。寝室からトイレが遠すぎるということも起きるので、生活をしっかりイメージして間取りを考えましょう。

外とのつながり

平屋は外とのつながりが近いことが魅力ですが、それをさらに生かすのがテラスやウッドデッキです。大きな窓のある部屋の床と同じ高さのテラスやウッドデッキを作ることで、室内と外がゆるやかにつながります。また、部屋を大きく見せることができます。

平屋住宅で注意しておきたいこと

平屋住宅は1階しかないため、2階・3階建てにはない注意事項があります。見た目のおしゃれさだけでなく、以下のことにも注意しておきましょう。

日当たりの確保

家の形を正方形に近い形にすると、家の内側まで光が届かないということも予想されます。設計の段階で、四季の光の入り方のシミュレーションをしっかりやってもらいましょう。窓からでは家の内側が明るくならないというときは、家をコの字にして中庭を作るという方も多いのです。

防犯対策

あたりまえですが、平屋は1階だけなので防犯面も考える必要があります。どの窓からも家の内側が見えやすくなってしまうので、家の周りに塀を作ったり、木を植えて目隠しにしたりするという対策も必要です。どうしても家の中を見られたくない場所には、すりガラスや防犯フィルムを使ったり、窓の位置を高くしたりしましょう。

また、洗濯物をベランダなどに干すことはできないので、サンルームを作ったり、テラスに塀をつけたりして、安全な物干しスペースを確保しなくてはいけません。

初期費用やランニングコスト

平屋は基礎、屋根、外壁の面積が大きくなるため、坪単価が高くなる傾向にあります。初期費用を多めに確保し、資金計画をしっかり立てて進めましょう。また、基礎、屋根、外壁の面積が広いと固定資産税も高くなります。平屋のメンテナンスコストは2階建てに比べて安い傾向にありますが、毎年の税金もランニングコストの一つなのでしっかり考慮するようにしましょう。

土地や周囲の環境

平屋は家のすべての機能をワンフロアにおさめるため、床面積が広くなる分、広い土地が必要になります。また、家と外とのつながりがゆるやかなので、周囲の環境が住まい環境にも影響します。人や車の通りが激しい場所や、すぐそばに高い建物がある土地しか確保できないという場合は、無理せず2階建てを検討しましょう。

まとめ

おしゃれで心地よく住める平屋にするためには、建物の見た目や平屋のメリットだけでなく、防犯などにも気をつけなくてはいけません。また、理想のおしゃれな平屋の注文住宅を建てるには、自由度の低いローコスト住宅メーカーでは希望通りに対応してもらえないこともあります。逆に、大手のハウスメーカーでは、坪単価が高くなりすぎる可能性もあります。

「吉高工務店」は、自由設計でデザイン性の高い、飽きのこない平屋づくりを手掛けております。カッコイイ平屋の注文住宅を検討していたら、お気軽にお問い合わせくださいませ。